最近、「開運印鑑にご注意!」とか「開運印鑑はインチキだ」なんていうブログがあるようです。いろいろ検索して「むむむっ」と思って読んでみると、普通のハンコ屋さんが書いているブログでした。

まあ無理もない話です。

開運印鑑が流行ると普通のハンコ屋さんにとっては打撃でしかありません。

開運印鑑では印材を厳選しますし、書体も印相体や篆書体しか使いません。はんこ屋さんにとっては、品揃えが勝負ですので、そんなのが流行ってもらっては困るのです。

印相の歴史なんて最近のことだ、なんて書いてありましたが、そもそも現代文字や印相体以外の文字の歴史の方がさらに浅いですし、もともと日本では柘の印鑑がほとんどだったのに、ラクト・水晶などの宝石・プラスチック・羊や水牛の角など、明らかに後から品揃えのために追加されてきた印材についてはどのように説明するのでしょうか?

ところでOリングテストなどをすると、柘でのテストは指がしっかり閉まるのに、他の印材では力が抜けて指が開いてしまう、など印材と人との相性は実験でも結果が出ているものなのです。

運が落ちるような印鑑を、売上のために平気で販売するのを正当化するために書いたブログと言えるでしょう。

その一方で、実際に注意が必要なケースもあります。

もしかしたら開運印鑑というより、そのようなケースに対しての注意なのかもしれません。

いわゆる悪徳印鑑商法です。

無料占いで誘いこみ、印鑑を買わないと運が落ちると脅し、高額なはんこを無理やり売る付ける卑劣な商法です。

これには私も手を焼いています(ーー;)引っかかってしまったお客さまからの相談が後を絶たないからです。

いずれにせよ、開運印鑑は存在し、かつ運勢に影響を与えるのは間違いありません。

また人はみな運勢を良くしたいと願い、そうなる義務もあると思います。

そのために改印というのは非常に有効な手段の一つなのですから、そういう縁起物をむやみに否定するのは間違っていると思います。