刷り込まれた記憶<幼少期の記憶が今の自分の行動や思考を形作っている>

刷り込まれた記憶 開運の法則

先日の新聞に「ミラーマン」のDVDか何かの広告が入っていました。

ミラーマンとは、いわゆるヒーローもののテレビ番組で、いわゆるウルトラマンみたいなものです。

そしてミラーマンという文字を見た次の瞬間、私の頭の中で音楽が流れ始めます。

「朝焼けの光の中に立つ影は ミラーマン
鏡の世界を通り抜け~」

前奏や音の感覚、歌詞も完全なまま、当時のままに頭の中で再現されます。

幼稚園にも行っていない幼い頃の記憶ですが、何にも考えたりしなくても、そのまま今でも歌えます。

小さい頃の記憶はいつまでたっても鮮明だ

また別の日、小学校の頃を思い出すきっかけがあり、校歌を口ずさんでみたら、これもまたスラスラ歌えました。

3年生の時に一度転校していますが、両方の校歌を今でも歌えます。20年、30年と全く歌ってなかった校歌やヒーローものの歌詞も、スラスラ出てくるのです。

これは脳の無意識の作用です。

完全に潜在意識に刷り込まれた情報は、考える必要なく、自動的に表現されるものです。

ピアノもそうですし、野球やサッカーなどのスポーツも同じです。感覚でやっている、思考は使わずに無意識に任せた状態では全てがうまく、自動的に一番良い形でなされるのです。

これとは逆にスランプは頭を使って悩む時に起こります。

あれこれ悩み、心のポイントがネガティブな失敗感覚に陥り、自分でもマイナスな結果しか想像できない。

ピアノもふと現実に戻り、頭を使った時点、意識した時点でうまく弾けなくなる。心の動揺がさらに追い討ちをかけます。

成功の無意識感覚から、頭という現実的感覚と不安や恐怖というものが、ポジティブな無意識状態を壊した状態がスランプといえます。

幼少期の記憶が無意識の反応を決定する

ところで、今皆さんの行動パターンや思考の傾向、成功や失敗などの結果も、実は幼少期から今までに刷り込まれた記憶が原因となっているパターンがたくさんあります。

例えば、子供が忘れ物をした。 → お母さんに注意される → また忘れ物をした → また注意される → 「何で毎回忘れるの?何度も言ってるじゃない」さらに感情的な想いをぶつけてしまう。

よく見かける光景です。

でも純粋で抵抗力のない子供には強い暗示となって潜在意識に刷り込まれます。

特に教師、先輩、両親といった、目上の権威者からの言葉は洗脳状態となって強い暗示をかけてしまうのです。

この例の場合、「忘れる」という単語が完全に子供にインプットされますが、潜在意識は刷り込まれた情報を確実に表現するため、「忘れやすい」子供となってしまうのです。

こういったことの繰り返しが人格や性格を作り上げます。

今ある自分の欠点やトラウマ、多くの失敗の原因は、幼少期からの周りの強い暗示が原因となっている場合がほとんどですので、意識的に逆のポジティブ思考の原理をもちいて、修正していく必要があるのです。

思い起こせば、たくさんあるのではないでしょうか?

記憶の奥底に眠る、自分しか知らない過去の傷が。

そしてそれを癒すことができるのも、実は自分だけなのです。

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